ロストアローは、1984年設立の、登山、クライミング、バックカントリーなどのアウトドアスポーツ用品の輸入・販売を行う会社です。このほど、同社のオウンドメディアの開設にあたり、企画制作・デザインを担当させていただきました。
オウンドメディア立ち上げの経緯
ロストアローは、多くの従業員が、実際に登山、クライミング、バックカントリーを嗜み、中にはプロ級の腕前を持つ方もいらっしゃる会社です。他でもない、坂下直枝社長も、patagoniaを創業したイヴォン・シュイナード氏と、若かりし頃からのクライミング仲間でもある、本格的なクライマーです。ロストアロー創業当時のストーリーは、ぜひこちらを一読ください。
そんなロストアローは、創業から40年を迎え、これまでのマーケティング活動を見直し、輸入販売ブランドと商品だけではなく、ロストアローとしての考えやストーリーを発信していく必要性を感じ始めていらっしゃいました。
そこでとったアプローチが、インスタントなSNSでの情報発信ではなく、手間と時間をかけて原稿を作り、写真や動画メディアを撮影し、編集して、記事として情報を発信していくオウンドメディアというスタイルでした。
企画・制作には、部署を跨いで非常に多くの社員さんに参加いただきました。顧客の属性を改めて見つめ直し、カスタマージャーニーマップを作成して、どのような方に向けて、どのような価値を提供していくのか。実に半年の間、じっくりとすり合わせていきました。




記事の読みやすさ
どのデバイスでも、記事が読みやすく、中断しても再開しやすいように、目次や、今読んでいる箇所が全体に対してどのあたりかがわかるUIを設置しました。

追求したシンプルさと、サムネで際立つ記事の個性
オウンドメディアタイプのウェブデザインで、重要な構成要素の一つが、記事のアイキャッチ画像(サムネイル)のリストかと思います。
記事作成に、相応の時間をかけて、制作し運用していくことを決めた当プロジェクトは、アイキャッチ画像1つにおいても、記事の価値や面白みがしっかりと伝わり、そして時間経過とともに面白みが減衰しないようにデザインされています。

関連サイトとの回遊性
このオウンドメディアは、ロストアローのコーポレートサイト、ECサイトへの集客・送客の役割も担っています。ヘッダー部に設置された導線は、オウンドメディアの記事を読みにきた人の邪魔にならないよう配慮されています。


| 企画・ディレクション | 大石淳司 |
| デザイン・コーディング・CMS構築 | 廣戸勇樹 |











