Masuda Japan Heritage 島根県益田市日本遺産 公式ポータルサイト
Summary
令和2年6月19日、中世の益田にまつわるストーリー「中世日本の傑作 益田を味わう -地方の時代に輝き再び-」が日本遺産に認定されたことを受け、日本遺産に登録された益田市の26の構成文化財を紹介し、中世益田を味わう旅を訴求するポータルサイトを制作しました。インバウンド需要を見据え、英語・日本語・韓国語・簡体中文・繁體中文の5ヶ国語に対応しています。
構成文化財をより身近なものに感じてもらうべく、ウェブサイトを全体を通してフラットなイラストをベースとしたトーン&マナーで統一し、年齢、国籍を問わず幅広いユーザーの興味を掻き立てるデザインを目指しました。構成文化財を紹介するだけに留めることなく、遊び心のある企画コンテンツを多く取り入れています。
Live website
Design
多くの観光系Webサイトが、観光名所の写真・ビジュアルを中心に構成していることに対しての差別化として、直感的に情報を伝えることのできるイラストをメインにデザインを作成。馴染みある日本固有のモチーフの既視感と新しさのバランスに注力しました。
また、これまで日本遺産に興味がないユーザも親近感を持つことを目指しました。
ユーザーインターフェースとしては、シンプルでユニバーサルなデザインを追求し、対照的にバラエティ豊富な写真とテキストコンテンツに目が行きやすいよう配慮しています。配色やフォントに関しては、ステレオタイプ的な和のテイストを控え、現代的でコントラストの強いカラーパレットやゴシック体を使用しています。
Content
メインコンテンツの構成文化財の紹介エリアは、全体のテイストに馴染みやすいフラットなカードデザインに。
画面遷移のストレスをなくすため、基本的にコンテンツは同画面上にモーダル展開しています。
SNS 擬似体験や、古今マップの比較機能など、ユーザーが興味を持つような体験を促し、よりユーザーが益田市日本遺産を身近に感じる仕組みを導入しています。
Planning
【目的】
・インバウンド、海外観光客の流入
・日本遺産への興味が薄い層の観光客としての流入
・周辺地域からの観光客の流入
【GOAL】
・5ヶ国語対応 / 海外でも馴染みのあるフラットデザインにすることで海外ユーザーの興味を沸かせる。
・よくある観光サイトと差別化し、コンテンツを工夫することで歴史に興味の薄い層の流入を狙う
Process
コンテンツ内容の提案
ただ単に文化財を紹介するサイトで終わらせるのではなく、ユーザーの興味を掻き立てるためのコンテンツ作りを社内で話し合い、クライアント様へ直接訪問し、積極的にご提案させていただきました。
アプリとの連携
アプリとの連携に伴い、アプリ制作会社様とどの機能を連携させるか、仕様の話し合いを繰り返し行いました。
大石淳司
井上真彩
森畑慶子
洪昌督
司馬暁音
THANK YOU
ありがとうございます