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2月20日(月)より益田工房TOKYOは、渋谷区富ヶ谷に引っ越したわけですが、引っ越し作業から内装までの多くの部分をDIYでやっています。特に内装に関しては23坪(75m2)の広さを通常業務をやりながらちょっとした隙間の時間で進めているため、今もまだ終わってません。現状、壁(石膏ボード)に穴が空いてたり、装飾や植物がなかったり、工具が散乱しているような状態です。それが意外とインダストリアルな雰囲気が出てて、逆にものづくりの現場としてアリだなと個人的に思っています。何より、今後ののびしろがない完成・成熟しきったものより、のびしろしかないものの中に身を置くことの方が、精神的にも絶対いいと思います。完成させないでおこうかな。

引っ越して4日目のinstagram 文を書くのが得意そうなコピーライターの井上の入社を機に、もっと会社のあれこれをブログに書いていこう!と思い立ちすでに結構な月日が流れていきましたが、この件をブログに書かずして何を書くというのか。楽しいこと・良いことばかりではなく、肉体的にも精神的にも大変だった今回の騒動。少し落ち着いて余裕が出てきた今、記録的な意味でも僕たちがやったDIYをまとめておきます。 まず一連の作業をDIYで行おうと思った理由は、すごくシンプルでちゃちな2つの理由からです。 1、節約 2、やってみたかった もう既にDIYし終わって形になっていて機能している部分も多くあり、そのうち一部はひいき目に見てもクオリティが低いんですが、結構気に入っています。気に入っているどころか愛おしく思ってきます。DIYの楽しさはものすごく実感できました。千駄ヶ谷、恵比寿、中目黒らへんのいろんなショップに行ってDIY市場のイケてる感じや盛り上がりも感じました。 ただ、ほんと大変だったんで、もう一度引っ越す時にDIYはしないと思います(笑)。心の筋肉痛が治ったらまたやりたくなるのかもしれませんが。 DIYでやった作業は時系列に並べて以下の通り。

01. 引越作業

いきなりですが、一番後悔した部分ですね。引越し業者にお願いしとけばよかったと思いました。1日で終わらず2日にわたりレンタカー借りたし金額的にもあまり節約になってないです。大切な物を壊さず安全に運搬するには経験と筋力がいるんです。特に大切な物の破損はなかったのですが、ただ、疲労困憊し、心は折れ、破損しました。手の骨も折れたのかもしれない。だいぶ痛かったし。同日スタートしたDIYの作業クオリティに悪影響がでました。疲れ果ててるんでいろいろ妥協点が低くなり、壁紙が破れてもなんともおもわずまあいいやこんなもんだろと思ってしまいました(笑)

コスト:

レンタカー(軽トラ)1日: 20,000円
レンタカー(ハイエース)5時間: 24,000円

トラックに積まれた段ボール
軽トラの2台に積まれたワークチェアたち

※ガソリン・保険代・オプションの台車やらロープやら込み 積み方下手すぎ。というか引越後に必要なもの引越前に買いすぎ。 畑中得意?の縛りでOAチェアを軽トラに積み込む。今思えばハイエースの方が全然積載量が豊富で安全に運べた。

02. レイアウトの考案

ショールームとして使っていた前テナントの Sixinch さん(ベルギーの家具ブランド)に寸法入りの図面をもらえたので、それを利用させてもらい使い慣れたphotoshopに取り込んでpx単位に変換し計算しながらレイアウトを考えていきました。今思えばこんなやり方で、よくサイズ違いや大きなズレが起きなかったなと思います。 というかむしろ、色々配置した時、ほとんどすべて寸法がぴったり過ぎて、なんか世の中ちょろいと思いました。まあ偶然か奇跡かと思うんですが。ざっくり2/3を執務スペース、1/3を多目的スペースとして区切って利用します。多目的スペースでは山手通り沿い1F路面という立地条件を活かして何かしら新しい事やってみようと思います。

益田工房富ヶ谷オフィス図面

03. 壁面収納・棚>

コスト: 0円

DIYの醍醐味を一番感じたパートでもあります。
ツーバイ(2×4)材や楽天の材木屋さんから買ったラジアタパイン集成材の板をワトコオイルで塗装し、ツーバイ材にピラーブラケットつけて柱を立て、その上にこれまた塗装した有孔ボード(パンチングボード)を貼り、棚柱(チャンネルサポート)を付けて、棚受けにさっきの棚板を乗せる。DIYの楽しい部分が盛りだくさんでした。その反面苦しい部分もてんこ盛り。失敗もたくさんしました。失敗談はまとめて後日書こうと思います。

コスト

ウッドボードにニス塗装中
作業中のオフィス内
工具
電動ドライバーでブラケットを取り付け
ブラケットを取り付けたら壁に均等に並べる
DSC08053
ちょっと疲れた
ボードの取り付け中
完成イメージに徐々に近づいてくる喜び。棚板は長くひと続きの板よりも小刻みの方が耐荷重も高く安全性も高いと考え94cm刻み。 電動ドライバーは本当に必須アイテム。ざっと数えて400を超えるビスやネジを打ち込んだ

ロイヤルチャンネルサポート(棚柱)と木棚用ブラケットとネジ: 34,000円

まず紙やすりでツルツルにしてから塗装。色がイメージと違ったんだけどそんなことはどうでもいいくらい楽しかった 有孔ボードはチョークボードペイントで塗装。チョークで何か書く予定なし。最初から黒い有孔ボード買った方がよかったんじゃないか論争勃発。そして敗北 PFSで買ったピラーブラケット。DIY熱に拍車をかけたのは間違い無くPFS(の可愛い女子スタッフ)
右利きから見ると、左利きの工具の扱いはなんだかあぶなっかしく感じてヒヤヒヤする

水平器&水準器アプリで垂直に柱を立てる
しっかりと立てないと様々なものに影響し安全性をも脅かす今回最重要な柱。設置位置を計算し寸分のズレのない数字をはじき出したのは才女スギちゃん。本当に1mmのズレもなかった。当日は汚れてもいい、捨ててもいい服を着てきなよと伝えたところ益田工房ロゴ入りTシャツを着てくる愛社精神っぷり。 有孔ボードの取り付けも慎重に。

完成イメージに徐々に近づいてくる喜び。棚板は長くひと続きの板よりも小刻みの方が耐荷重も高く安全性も高いと考え94cm刻み。 電動ドライバーは本当に必須アイテム。ざっと数えて400を超えるビスやネジを打ち込んだ

04. パーティション

サンプルの強化ダンボール。これこそチョークボードペイントで塗装してミーティング時は黒板として使いたい。
サンプルの強化ダンボール。これこそチョークボードペイントで塗装してミーティング時は黒板として使いたい。

結構気に入っているところ一つなんですが、ピクチャーレールを天井のボードに打ちこんで、強化ダンボールをぶら下げて可動式パーティションにしました。なんなら全部取り外してシームレスなフロアにすることもできます。完全に区切らずある程度空気や雰囲気を共有してしまうんで一長一短ありますが。

ピクチャーレールはご近所Wab Design INC.松本さんに紹介してもらった大工さんにお願いして取り付けてもらいました。ピクチャーレールは黒で。とお願いしといたのですがシルバーが取り付けられました。

05. 壁紙

ここら辺から、体力的にも精神力的にも疲労困憊で、クオリティがだんだん下がってきます。サンゲツの生のりつき壁紙という商品の「面倒なのり付け作業不要で届いたらすぐに施工ができます!」といううたい文句にヤラれ、飛びついてしまいましたが、どこが簡単だよ!といいたい。めちゃくちゃ難しかったし、仕上がりを妥協せざるを得なかった。これはがんばってもクオリティ上がらないとすぐに天井が見えた。挙句の果てに集中力も途切れてあちこち破れてしまいました。

壁紙にシワが…
ひびもちらほら
特に難しい角への貼り付け。しわしわになる。
力一杯引っ張ってズレを直そうとしたら破れました。次回絶対にDIYしない事項の一つ「壁紙はり」で決定
10枚目のシート貼りで手慣れた手つき
10枚目のシート貼りで手慣れた手つき

益田工房TOKYO DIY日記<06. すりガラスシート>
アマゾンで安くて評価の高いヤツた買って並べてはりました。後日「DIY失敗例」をまとめようと思いますが、このすりガラスシートも失敗のうちの1つ。激安商品を購入したことによる失敗がありました。詳しくは後日!

ちなみに本物件の目玉である路面の大きなガラスのショーウィンドウには島根が世界に誇る組子職人の吉原木工所ヨシハラ兄さんにガッツリ作ってもらう予定です。色々無理言って6月頃に入る予定です。富ヶ谷のみなさましばらくはこの見苦しい目隠しシートで容赦してください。