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僕たちは島根県益田市と東京都渋谷区に2つの拠点を持つデザイン会社として、離れた拠点間で連携をとりながらマネジメントしています。東京と島根で、それぞれのメンバーがそれぞれの地域の仕事を別々に行っているわけではなく、基本的にどの仕事も、両拠点の混合メンバーでチームを編成し行います。先の話ですが、もう一つ拠点を増やそうなんて計画もあります。社員数7名(アルバイト含む)程度で、複数拠点を持つといろいろ効率がよくはないのですが。。

このように島根県益田市を本拠地としながら「複数拠点でありたい。拠点を増やしたい。」と考える理由は色々あります。営利目的の私企業ですから単純に販路とビジネスチャンスを拡大したいという意図は当然あります。ただそれ以上に、コーポレートミッションとして掲げている、「地方発のクリエイティブカンパニーとしてグローバルへの展開とローカルへの根ざし方を探求」。これを成し遂げたいが為、という理由が大きいです。この探求について、小さなものから大きなものまで、色んなトライ&エラーを繰り返す日々を送っています。

1年前に東京オフィスを開設したことで、目標通りチャンスは増え一定の成果を得ることができました。ですが、仕事のスケールもレイヤーもロールも全く異なる都会と地方の間で、リソースのバランスをとりながら、それぞれでプレゼンスを示していく事は簡単ではありませんでした。これについてはまだまだがんばらないとならないと思っています。いろんな違いのある両地域でリソースのバランスをとること自体、非効率で無利益なんじゃないかと感じることも多々ありました。

ところがここ最近、いろいろ工夫しながらやりくりしていると、思わぬ利点が見えてきました。
東京で得た知見を島根に、島根で得た知見を東京に。
という相互フィードバックが意外と多くあったことです。

東京での仕事は、言うまでもなくスケールの大きな仕事が多く、要求レベルも高く、クリエイターとしてやりがいを感じるものが多いです。一方、島根での仕事は、商流や事業ドメインの枠を超えた役割を任されることも多々あり、それは確実にビジネススキルや、クリエイティブスキルの向上に繋がっていると感じています。加えて、スケールこそ大きくはないですが、他の企業や、企業と行政の距離感も近く、東京での仕事では経験できないようなダイナミックなコラボワークや、体制も実現しやすいです。この2拠点間のギャップは、もはやアドバンテージに思えてきて、効率と連携の問題さえどうにかなれば、拠点は多いほうがこのアドバンテージも大きくなるんでは?なんて考えたりもしました。

島根県は、過疎の先進県。過疎という言葉は島根県からまず始まったなんて話も聞きます。日本にはそのような地方や限界集落はたくさんあるでしょうし、増えていくことでしょう。僕たちは島根県益田市という地域社会への貢献に努めていますが、当然、島根県だけが良くなればよいなんてことはなく、僕らが島根県でやってみてること、うまくいった取り組みも、失敗した取り組みも、どういう形かで発信していき、全国、いや全世界の過疎地域の課題解決になんらかのヒントになればな、というような事を考えながら拠点間のネットワーキングをデザインしていこうと思っています。

益田工房東京オフィスの様子


拠点間のスタッフの移動は多め。この日はデザイナー八谷が東京に出張してデザインを行っています。

島根の地元クリエイターと交流する代表大石


大石が島根に出張。地元クリエイターさん達と交流。

益田工房と関係者、友人によるBBQ


松江市に赴く機会も増えました。この日はBBQしに行きました。

島根の自然の風景


島根ではエクストリームな屋外撮影も多め。ナショジオカメラマンのような気分になれる。

学校で撮影する代表洪


学校や企業の中に入り込んでの仕事も多く、普段ふれあうことのない世代との交流は刺激的。

撮影する代表洪


企業秘密を目の当たりにさせていただく事も多く勉強させてもらってます。

author: 大石 淳司