至る所で問題だらけの世の中、それを解決する優れたデザインもきっとそこらじゅうにあるはず。 渋谷区北側にある笹塚・幡ヶ谷・初台・本町のエリアで、小さなデザインを見つけては勝手に考察! そこからヒントになるアイデアを見出そう!
幡ヶ谷から初台の方へ、甲州街道沿いを歩いていると、ビルがそびえたつ合間の薄暗い道に急に提灯が現れ、見上げてみると今までに見たことのないほど尖った建物がありました。
とにかく鋭いです、、。
「幡ヶ谷子育て地蔵尊」というのだそうです。
怪しい入り口から中に入ると檻の中に立派なお地蔵さんがいました。
これが結構物騒な檻で、外界からお地蔵さんを守るための檻なのか、中にエネルギーを閉じ込めておくための檻なのかは不明。
江戸時代に作られたお地蔵さんとのこと、
説明書きはありましたが肝心の容れ物となる建物の尖り具合については書かれていませんでした。
これだけ尖っているからには何か理由があるに違いありません。
ビル群に囲まれて、光も差し込まず、車が常に行き交い、空気も良くない。
そんな環境から察するに、こんな場所にこじんまりとお地蔵さんを置くわけにはいかないということになったのでしょう。
陰気な空気の中でも、お地蔵さんの存在が空に向かって貫くように建てられたのではないでしょうか。
そう思うとなかなか感慨深い建物です。
子育て地蔵尊なので、子どもが大きく育つようにという意図も考えましたが、
ここにお参りしてたらまあ尖った子になりそうです。
甲州街道沿いを通る際はぜひチェックしてみてください。
住所はこちら 渋谷区幡ヶ谷1丁目1-8
https://maps.app.goo.gl/H2gGBYfCYbf2iKtu8